はじめまして!コグメロです!
これまで約6年間、障がい者施設で働いてきました。その中で、苦しくも楽しくもあった経験を、施設で働く支援者と施設利用者のためにつづっていきたいと思います。(敬称略)
支援者のみなさんは自分が施設で働いている理由を考えたことはありますか?
業務に忙殺され自分を見失ってはいませんか?
この記事があなた自身を取り戻すためのきっかけになってくれると嬉しいです。
僕がその働く理由を代弁できるとしたら……
あなたにしか
できないことがあるからです!
あなたにしかできないことがある
障がい者も人なら、支援者も人です。
利用者と支援者のマッチングで、より良い支援につながることがあるはずです。
例えば施設の中で、今いる部屋から別の部屋に移動するのに、動かない利用者がいるとします。付き添っている職員は自分一人。
あなたならどうしますか?
細かい状況は置いといて、自分の持っているあらゆる支援技術を使っても誘導できないなら、昔の僕はこう思い、こうします。
(時間がない!できない奴だと思われたくない!早くしないと! )
焦り苛立ち・・・・・挙げ句の果てに力づくで連れて行く!
モップがけのごとく引きずって行く!
(・・・これ、だめなやつです。)
でも、そんなことしないでも大丈夫。
ふと、そばを通りかかった別の班の職員が、
〇〇さん(利用者の名前)、どうしたの?△△さんが待ってるよ、一緒に、行こうかっ。
。。。。。。。。。
部屋から出る二人の後ろ姿を見送るしかない僕。
そんなもんです。人間なんてそんなもんですよね。
昔の僕はそんなことにいちいち落ち込んでました
(・_・;
(僕じゃなくてもいいんだ、僕は必要じゃないんだ。)と。
そこで気付いたんです。
そういえば逆の状況もあったな、と。
この例えは、ほんの些細な一例に過ぎません。
偶然かもしれないし、気まぐれかもしれない。
けれど同じ支援でも対応する職員によって利用者の反応が変わることが少なくない。
それって、経験だとか、技術だとかを超越したものがそこにはあるんじゃないかってこと。いや、その反対で、原始的な直感です。
人は、人の表情や声質、体臭、雰囲気などを直感的に捉えているんです。
利用者は特に敏感に察知しますよね。
そんなことは、学んだり、身に付けることはできません。
つまりは、僕にしかできないことがあるはず!
これが現場支援に実用であるかはわかりませんが、誤解を恐れずにあえて言わせてもらうなら、
相性!マッチング!
最適化!
個々の状況で、最適な支援員が対応することで、最良の支援を行うことができる。
いいんです、ほかの職員に投げちゃって。
あなたのせいじゃない。
まとめ
どんな支援者であろうと、対人福祉サービスである限りは、必要でない支援者はいないんです。
もちろん経験も技術も必要です。統一し、継続した支援も重要です。
どんな支援員でもどんな状況でもあらゆる利用者に対して最良の支援ができることが望ましいです。
ただ、3Kとも言われる職場環境の中で、
また、個別支援の対応を迫られる状況もある中で、
そして日々の業務に忙殺されているからこそ、
支援員の個性、特性が発揮され、自分らしさを取り戻せたら、支援者、引いては利用者のストレスフリーにもつながるはず。
福祉の歴史が、個別支援、人権尊重に向かうその先には………
利用者≒支援者
社会から(法人から!)いろいろな面で、支援者が利用者と同じくらい尊重される日を望んでいます。
そして、支援者と障がい者を応援しています!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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